2011年3月19日土曜日

小さな折鶴に思いをこめて

こちらでも連日報道される日本の地震・津波の災害と原発爆発による放射線漏れの映像に悲しくて言葉もでない。その悲しい気持ちにつぶされそうな毎日です。同じ気持ちの日本の方々の気持ちが形になり、ネルソンにある日本人会主催で始まった募金活動の初日でした。 折鶴にいろいろな思いを込めて、募金してくれた人たちに手渡す。本当にシンプルな活動です。

たくさんの日本の方々が参加されて驚きました。(現在ネルソンには100人を超える日本人が暮しているとのこと)初日の今日だけで$6,000ドルを超える募金が集まったとのこと。こちらでもたくさんの方々が日本の震災のダメージの大きさに言葉を失う衝撃と悲しみを持っていることは感じていました。友達から日本を見舞う電話をたくさん貰っていたし、はるか・ゆうとの学校や幼稚園で会うナルソンのママたちから「何か出来ることはないの?」と言ってくれた人もいたから。でも私が思っていた以上の反応の高さに驚いている。NZも未だに地震の悲しみの中にいるのに。暖かいNZの人たちの気持ちに私達日本人も救われています。 今日ははあちゃんも頑張っていました。集合場所を提供してくれたネルソンのおすし屋さんで一生懸命折鶴を作っていたし、みんなに差し入れのクッキーを配って回ったり・・・・毎日TVのニュースで震災の映像を見ても子どもには実際のところよくわからない。今、NZで日本で何が起こっているのか?どれだけの人が大変な思いをして過ごしているのか?

でも人が誰かの為に何か行動を起こす姿を見て欲しいかった。小さなことでも良いから自分にも何かできることを知って欲しかった。


私には被災した方々、震災で亡くなった方々、そして残されたご家族の悲しみや苦しみを理解することはできないと思う。彼らに「頑張って下さい!」なんて私には言えない。今はただただ彼らのことを思い、彼らの分までこれからの毎日を前向きに頑張っていくことしかできない。


子ども達は今すぐに分からなくても良い。これから長い時間を掛けてNZで日本で起こったことの悲しい出来事を知ってくれればとかあちゃんは思います。


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