2009年11月29日日曜日

Yummy! carrot and sweet pea

先週末から間引いた「にんじん」を食べるのが流行っている。
立派なにんじんが出来る前ににんじんがなくなってしまいそうな勢いだ。

それにしても畑から抜いたばかりの「にんじん」を水洗いすると本当に可愛い姿が現れる。
思わず食べたくなるよね。子どもたちの気持ちよくわかるけど。。。。


でもまだまだ青い味のするこのにんじん。正直、ちょっとおいしいとは言いにくい。

それを「おいし~い!」と言って食べるぼりぼりと食べまくる我が家の息子たち。お腹大丈夫かな?

その日、遊びに来ていたハーちゃんのお友達も一緒に食べてみたけど。。。
彼にはその美味しさがわからなかったようです。きっとそうだと思う。かなり青い味のするこのにんじんをおいしいと食べるのはきっと彼らだけでしょう。彼らの大好きな絵本「はらぺこあおむし」のように食べまくっていました。



今週末は体調を崩してちょっと元気のないハーちゃん。でもでも。。。
気分転換に一緒に出た畑でぷっくとふくれた「スナックえんどう」を発見!
「YUMMY!」と言いながら慎重に枝からえんどうをもぎ取って
我が家の「はらぺこあおむしたち」は。。。




これまたぼりぼりと食べていました。
でもこれは本当です。もぎたての「スナックえんどう」はそのまま食べても本当に甘みがあって美味しいですよ。




少しずつ畑から野菜が収穫できるようになって食卓にあがる野菜料理が冬の時よりぐ~んと増えた。

かぶの浅漬け、水菜とレタスのサラダ、パクチョイがたっぷり入った焼きそば、白菜とツナの煮物、野菜たっぷりの味噌汁、小松菜の和え物など。。。。
私はこの小松菜が大好き!茹でてもシャキシャキしてて歯ごたえも良いし、炒めても煮ても美味しい小松菜。今1番気に入っているのは「小松菜の和えもの」。

お酢とだし汁と醤油をそれぞれ少しずつ合わせて3杯酢を作ってそれに茹でた小松をあえて、最後に私の大好きなすりゴマをたっぷり掛けていただきます。
だし汁をごま油に代えることも。いずれにしてもしゃきしゃきしてて美味しい。






私はこれに味噌汁とご飯、オットとはーちゃんが釣ってきた魚の焼き物があれば幸せですが。。。
オットは力仕事をしている人なのでこんなメニューが3日続くと「我が家はいつからベジタリアンになったんや~。肉食べさせて~!」と言う。
今日のメニューはこの小松菜の和え物と目玉焼き、するめと昆布の醤油漬けそれにこれまたお野菜たっぷりの味噌汁。もぐもぐ、ぱくぱく食べるハーちゃん。
明日もこのメニューだと誰かに「肉!」と言われそうだけど、
「かあちゃんのご飯はいつもおいしいな」と言ってくれるハーちゃん。
(これを料理とよべるのか不安です)はっきり言って手抜き料理ですね。
私の料理が美味しいのではなくてきっと畑の野菜たちが美味しいのだと思うわたし。

それにしてもおいしいと言って食べてくれる人がいてその人のためにご飯を作れるのは私の小さな幸せです。ごちそうさまでした!

2009年11月17日火曜日

I am a super hero!!!!!

世界で1番つよいスーパーヒーロー、ユウちゃんマン! 


と言ったところでしょうか?






このヨレヨレのゲキレンジャーの下着とスパイダーマンのパンツを着るとなぜか強くなるユウちゃん。

本来キャラクターもののTシャツなどを買って着せるのは好きではないので買ったことがなかったのですが、ハーちゃんがユウちゃんくらいの時に幼稚園の男の子たちに大人気のあったスパイダーマンが寝てもさめても大好きだったハーちゃん。そのとき、1度だけクリスマスプレゼントにスパイダーマンのパジャマを買った。それがこのパンツ!ヨレヨレのゲキレンジャーの下着は日本のサンタからのプレゼント。


わたしにはヨレヨレのお古にしか見えないけれど








ユウちゃんにはきらきら輝いて見えるこの下着とパンツ!


これを着ると気分はすっかりスーパーヒーローになれるんだから、スゴイです!



「ユウちゃんスーパイダーマン、カッコいい!」と言うと

横でハーちゃんが「かあちゃん、そんなんゆったらあかんって!ユウちゃんパワーアップするから」と怒られます。それを聞いてか、やっぱりユウちゃんは両手、両足を振り回しながら「えいっ!とおー!やっ!とおー!」とスーパーヒーローになっているのでした。あったたた。。。(涙)




誰が見ても価値のないものでも私にはきらきら輝いて見えるものって何だろう? 悲しいかな私にはもうそんに純粋な心はないです。(涙)


真剣にスーパーヒーローになれるユウちゃんが素敵です! そしてかあちゃんを元気にしてくれる貴方の存在に感謝しています。

2009年11月14日土曜日

First week

初めての1週間が終わりました。

何のこと?


実は仕事を始めました。



何の仕事?


PRESCHOOL(保育園&幼稚園)でこどもたちの給食やおやつを作る仕事。つまりは日本の保育園や学校の「給食センターのおばちゃん」です。




今年の夏から何か新しいことを始めたいと思っていた矢先に見つけたこの求人!



「食べること」かつ「こども」に関わる仕事とくれば興味深々のわたし。大きな迷いもなく電話しまた。そして久しぶりに書く履歴書とCV(カバーレター)。CVは自己紹介を兼ねた自己アピールの手紙です。だからはじめの書き出しも「この度この仕事に応募できることを大変嬉しく思っています。」から始まります。「もしこの仕事に就けたら私は~します。~できます。」と、いかにも自分を採用してくれるとこんないいことがあるということを書くのです。実際できるかどうか分からなくても。


もちろん私は正直者なので無理なことは何も書いていませんよ。


そして面接!


手紙等は辞書を引いたりして立派な文章が書けてもね。面接ではそうはいきません。

緊張すると更に話せなくなってしまうわたし。でも実はここの園で以前にアシスタントの先生として4年ほど働いていたので面接してくれたマネージャーさんも知っていたのでちょっとリラックスして話せました。それが良かったのか2日後に「採用します」の電話を頂きました。
正直、嬉しかったです。久しぶりに緊張して面接までしたのだから。


さてさて初日の月曜日。恐れていたことが起こりました。それはユウちゃんの大泣き!

4年前にここの園でアシスタントの先生として働き始めたときもハーちゃんがいつも大泣きでした。


かあちゃんが同じ場所にいながら自分だけにかまってくれないことへの苛立ちとかあちゃんが仕事してるということが理解できない状況で大混乱を起こすのです。





こうなることは覚悟してたし、先生たちもわかっていたので特にびっくりする事もなかった。実はこうなることを予想して仕事開始時期も1週間遅くしてもらって先週1週間は園に慣れるためにユウちゃんと園で過ごす時間を頂いたのですから。でもやっぱりきたかと思いました。





私の仕事場になるキッチンはカウンター越しに子ども達と話が出来るし窓からは子ども達が外で遊ぶ様子を眺めることも出来るロケーションなので、ユウちゃんから隠れることもできない。包丁を握る手が震えていました。


先生たちも「いつでも代わってあげるから貴方がどうしたいか決めていいわよ」と何度も聞いてくれました。でもハーちゃんの時のような失敗を2度と起こしたくなかった(結局ハーちゃんは最後まで理解してくれず私が働いているときハーちゃんは別の園へ行ってました)のでここは心を少し鬼にしてでもユウちゃんにわかってもらうためにいま近くに行って抱きしめたりしたらもうダメになると思ったわたしは「もう10分間だけ待って欲しい」と先生たちに話して震える手を押さえながら仕事へ。



するとどうでしょう。。。私の願いが通じたのか10分後には彼は泣くのを止めて先生に大好きなサメの絵本を読んでもらっていました。



それからは窓越しに私のところに来て「What are you doing?」と何度も聞きに来て私が「cookingしてるんだよ。ユウちゃんに美味しいランチ作るからね。みんなと遊んで待っててね。」と言うと「OK」としばらく私の様子を見てからまた遊びに行っていました。




「良かった。理解してくれた。」とホッとした瞬間でした。まだまだ小さいユウちゃんには理解できないことがたくさんある中で「かあちゃんの仕事」をわかってくれて嬉しかった。ありがとう。包丁を握る私の手ももう震えなくなりました。

それにしても忙しい仕事です。朝のおやつ、お昼ご飯そして午後のおやつを同時にひとりで作らなくてはならないのです。更に食品と予算の管理、メニューの計画、調理など園で出す子ども達の食べものに関わることを全て任された仕事です。更に来年からは「栄養学」の勉強もしなくてはならなくて。。。仕事して勉強もできるかかなり心配です。ハハハア。。。。(汗)




でもでも初めての1週間が無事に終わって本当にホッとしています。





今日は久しぶりに朝から家族みんなで散歩に出かけました。そのとき、牧草地に咲いていた野花でハーちゃんと一緒に作った花束。その優しい色と可愛さに疲れも癒されました。ありがとう。ハーちゃん。




子ども達が「おいしかった!」「おかわり!」「明日は何作ってくれるの?」と話してくれたことを思い出すと「おいしいものを食べるとみんな幸せになる」と言ってた母の言葉を励みにこの仕事を頑張ってみようと思います。来週も子どもたちが「Yummy!」と言ってくれるといいな~。



はい!頑張っていきましょい!(働くママってすごいです!働くママを本当に尊敬する1週間でした)

2009年11月2日月曜日

My organic garden

こちらはすっかり春です。例年に比べてあまり暖かくならないのですがこの時期は煙突掃除をはじめ家の大掃除と畑仕事に大忙しの田舎のKIWIたち。

我が家もここ3週間は「畑仕事」で大忙しでした。
特に先週末はスクールホリデー中に子供たちと訪れた地元のファームパークで馬糞をいただく話をしていたので出かけました。特にイチゴと馬糞の相性が良いらしく子供たちが大好きなイチゴのためにとうちゃんとかあちゃんはがんばりました。約1時間半を掛けてトレーラーいっぱいの馬糞を頂きました。


悲しいかなその晩はかなり腰が痛かった!

やっぱりアラフォーです!年齢にはかないません。トホホ・・・

それでも今年は「長靴を新調したこと」と「新しいガーデン仲間ができた」こともあり更にやる気になっているわたし。


我が家のオーガニックガーデンを少し紹介させてください。


いちご大好き~!ユウちゃんとハーちゃん。いつも競争してイチゴ探しをしてる。
そして摘んだらすぐに食べようとするのでちょっと写真撮らして!って思わずユウちゃんの腕を止めてしまった。腕を放すとパックと食べてしましました。

畑に植えきれなかったレタスたち。ジャムなどのリサイクルコンテナの中でこんなに大きくなりました。ハーちゃんは可愛いから食べられないと言います。

にょきにょきといっぱい芽が出てきています。夏、子ども達はぷっくとふくらんだスナックえんどうを枝から摘んでそのままその場でぼりぼり食べるのが大好き!茹でたものより歯ごたえがあって美味しいね。


鳥に食べられないようにネットに覆われたイチゴたち。いま旬の「イチゴ」はスーパーで1パック3ドルくらいで買える。でも買わないでいる。我が家のイチゴを思うと買えない。馬糞の力かな?毎日10個くらい食べられるようになってきた。その調子!



オット作のコンテナの中ですくすくと育つ水菜。こっちでも「MIZUNA」と言います。葉をもぎってサラダに入れるとほろ苦い風味が大人のサラダにしてくれる。でも子ども達も大好きです。


只今オットが製作中のなんちゃんてグラスハウス。これからこの周りに園芸用の丈夫なビニールを張っていきます。これはビニールハウスですね。この中で今年初めて「ピーマン」「なすび」などを高い気温を好む野菜を育てるつもりです。楽しみです。


全部収穫できるときっと我が家で消費する1年分の「にんにく」があると思う。
これも楽しみ。ガーリックスパゲッティの大好きなオットはにんにくを眺めながら嬉しそう。


手巻き寿司、サラダ、サンドイッチなどいろいろなところで登場するファンシーなレタスたち。レタスの間から植えてもないのに「じゃがいも」がどんどん大きくなっている。コンポストの中から勝手に芽が出てきたもの。畑のあちこちから元気な「じゃがいも」たちが出てきます。でもこの「じゃがいも」結構美味しいです。


その他に「枝豆」「ごぼう」「にんじん」「いんげん」「大根」「キャベツ」「ブロッコリー」「かぶ」「小松菜」「ズッキーニ」「かぼちゃ」「なす」「ピーマン」「トマト」「きゅうり」「みょうが」「しそ」・・・種類はたくさんですが小さな畑なので自分達が食べる分だけを少しずつ育てています。


特に贅沢もせずオットとハーちゃんが釣ってきた魚などの「海の幸」と自分達で育てた野菜を食べてみんな元気に過ごせると幸せだな~と思うわたし。だから自然と我が家の食卓は「粗食」です。それでもみんなで食べるとなぜか美味しい気がします。

そう言えば昨日は釣った魚の骨と頭の粗を塩焼きにして食べたな。子ども達は魚の目玉とか骨とかをしゃぶっていました。かなり野蛮な光景かも。でもうちの子たちは「おいしい~!」と言って食べる。


「残さずに食べる」それが我が家のモットー!


世界の餓死人口はもうすでに40億人を突破している。


天候(予測のつかない天候)に起因する餓死と食品価格の高止まりが影響しているようです。
大きな街に出かけてフードコートで時々食事をすることがありますが、その時に見る「食べ残し」の量の多さに食事するのが嫌になるくらいです。


「食べものを大切に」そんなことをあまり聞かなくなったように思う。特にここNZではそんなことは聞きません。だからこそ日本人の食事する前の「いただきます」の気持ちをもっと大切にしたいと思うわたし。特にNZで育つユウちゃんとハーちゃんには「いただきます」の気持ちを伝えたいな。


畑を通して感じること思うことは毎年少しずつ違う。だから楽しいのかも。そして何より「かあちゃんのイチゴ美味しい!」と言って食べてくれる子ども達のために明日も草抜きしようっと!思うPukekoかあちゃんでした。

2009年11月1日日曜日

To the beautiful Beach 

久しぶりの良い天気の週末!
新聞で潮の時間を確認して今朝久しぶりにビーチに遊びに行った。

車で5分の砂浜のビーチ。
誰よりも先に車から降りて裸足で駆け出して行ったのはユウちゃん。




宝探しを始めるハーちゃん。(宝探しと言っても「かに」「貝殻」探し)

子ども達は生まれた時からこの海と空といっしょに大きくなっているので「水を得た魚」のよう。当たり前のようにこの海とビーチで遊んでいる。だからこそこの自然に感謝しなくてはといつも思うわたし。

海のそばで暮らすわたしたちにとって幸せなことは「海の幸」を楽しめること。
そのたのしみのひとつ。それが「潮干狩り」。

潮が引くと現れる大きな岩。その大きな岩の間の谷間の砂を手で掘っていくと昔話のように小判がざくざくとでてくる感じ。



「コックル」という名前の可愛い貝たち。
お味噌汁にしたり、酒蒸しにしたり、パスタにからめたり。味は「あさり」に似てる。






見つけた貝を袋に入れるのはユウちゃんのおしごと。









ひとつずつ丁寧に袋に入れていくユウちゃん。




ハーちゃんはいつまでも宝探しをしているし、ユウちゃんは寒いけどもっと遊びたいとがんばるし、かあちゃんは寒くなってきた。天気がいいだけで水温はまだまだ冷たいよ。ユウちゃん見た感じとても寒そ~よ。

急に風向きが変わってさらに寒くなったので家に帰ることにした。



ビーチから帰ってからは家の脇を流れる小川で「釣りごっこ」
ビーチで拾ってきた流木の先に枝をくくりつけて「あっ!釣れた!」とかなり白熱した演技!



ふたり手づくりの竿をいつまでも振って遊んでいました。飽きもせずいつまでも遊べるふたりに脱帽です!



お昼ごはんの後は、「ルアー投げの練習」が始まりました。
先週ガレージセールで買ってもらった釣竿で練習中のハーちゃん。
いつもよりかなり真剣です。ひとりで釣りができるようになりたいようです。






だからユウちゃんは全く触らしてももらえません。触っていいのは先に付いている「枝」のみ。かなり厳しい師弟関係です。でもユウちゃんもめげません。空きあらばお兄ちゃんの釣竿をつかんで意味もなく振り回しています。だから怒られるのです。
夕方になってどうしても海に行ってルアーを投げてみたいと言うハーちゃん。
夕食が少し遅くなるけどみんなでまた海に出かけていきました。
海のそばでの暮らしはこうして暮れていきます。
もうそろそろ初夏です。毎週末こんな風に遊んで過ごす田舎もののふたりのおはなしでした。